人材サービス

この時季になると、社員登用の話が持ち上がります。

園芸の本に「自然とは、“自（おの）ずから然（しか）らしむる”ということを示す」という言葉がありました。

作為のない仕事ぶりという“種”、就業先の環境である“土・水・空気”、そして春という“時”がぴったりと合わさることで、自然と社員登用という芽が息吹いたのではないでしょうか。

美しい花が咲き実が結ぶことを、これからも応援していきます。

細谷功氏の著書に「ものづくり教」の教義というのが紹介されていました。

「バラつき・属人化・同じ失敗NG、標準化・効率化・指標管理OK」

思わずクスっと笑いながらも、市場と時代に合わない「繰り返しの単純作業」と広告する自社に人が集まらないのは当然かもと気づかされました。

あくまで自戒であり、就業中の方の成長や創造性を否定するものではありませんので、誤解のないようお願いいたします。

1年以上就業していたスタッフの契約が更新されませんでした。

人員不足にもかかわらず「なぜなのか」と派遣先に理由を尋ねたところ、賃金を時流に合わせて引き上げたものの、生産性が向上するどころか逆に低下したとのことでした。指揮命令の適切さも問いましたが「能力の向上が出来なかった」との回答でした。

人手不足の時代が続く中で、働く側の能力がこれまで以上に重要視されるのではないでしょうか。

今年の年末年始休暇は、9連休の就業先が多いようです。

さらに、12月も1月も就業日数に大きな減少がなく、安心された方も多いのではないでしょうか。

以前は、休暇中の日雇いに関する問い合わせがありましたが、近年ではスポットワークの普及により、そうした問い合わせも無くなりました。

せっかくの長期休暇、有意義な計画を立てて、素敵な休暇を過ごしてください。

入職間もない若いスタッフから、「昼休みをどのように過ごせばよいか」と尋ねられました。

職場に早く馴染みたいという気持ちでの質問だと感じました。

昼休みはリラックスの時間ですので、午後に備えて仮眠を取るのも良いですが、チームメンバーと交流することも職場環境への早期順応に役立ちます。

その日の体調や業務状況に合わせ、自分に合った過ごし方を選んでくださいと回答しました。

正社員を対象とした調査では、転職者の2割が前職の勤続期間が1年未満であり、回答者の4割は「早期離職はキャリアにプラス影響する」と回答し、自発的で前向きな転職と捉えていると回答しているという新聞記事を読みました。

以前この欄で、同じ職場では時給を上げるよりも職場を変えることで可能になると記載しましたが、そろそろ同じ職場でも時給が上がる時期が来ているように感じます。